2010年8月10日

鉄スクラップ、国内市況に底入れ感

 韓国向けの新規鉄スクラップ輸出契約価格の上昇などを受けて、国内市況に底入れ感が強まっている。先週6日に入札を行った韓国・現代製鉄が、指標品のH2で前月比約2000円高のFOBトン2万9000円前後を提示。国内商社からのオファー価格に比べて500―1000円安いが、「契約数量によっては、価格条件が変わる」(商社)という。

 東アジア向けの輸出停滞などで、国内市況は5月の大型連休以降、下落基調が続いていたものの、「市中の流通減に加えて、輸出価格の上昇が国内相場を押し上げる可能性も出てきた」(ヤード筋)との声も聞かれ始めている。







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