2013年12月6日

新日鉄住金、建築・店売り向け厚板3000円上げ

 新日鉄住金は2014年1月から建材、一般、店売り向け厚板価格を、トン当たり3000円値上げする。リーマン・ショック後、需要低迷で下落してきた建築、店売り向け厚板価格は、本年初めから原料価格上昇などを背景に1万5000円の引き上げを実施してきた。造船、エネルギー分野に加え、夏場以降は建築分野での大型再開発案件本格化と経済対策効果で、橋梁、土木分野でも需要が伸展、需給はタイト感を強めている。これらを踏まえ価格改定の環境が整ったと判断、採算改善を図るため、値上げに踏み切る。さらに今後の動向を見極め、継続的な価格改定を検討する。