2014年3月13日

高炉メーカー、春闘一斉回答 賃金改善 2年で月2000円

 新日鉄住金、JFEスチール、神戸製鋼所、日新製鋼の4社は12日、各労組からの2014年度3500円、15年度3500円の賃金改善要求に対し、14・15年度で組合員一人当たり合計、月額平均2000円程度を増額するとそれぞれ回答した。財源投入の配分はそれぞれ異なる。4社とも3700円(35歳、17年勤続)の定期昇給を継続実施する。一時金の業績連動方式を導入する新日鉄住金、JFEスチールは14年度一時金が増額となる見通しで、年収は新日鉄住金が1割弱アップし、JFEも7%程度増加する見込みで、経済の持続的成長に寄与することになる。