2014年4月18日

新日鉄住金室蘭 14年度粗鋼、140万トン台

 新日鉄住金棒線事業部室蘭製鉄所の安藤豊執行役員所長は17日、就任記者会見で「薄板・厚板・H形鋼などの品種はフル操業となっているが、室蘭製鉄所を含む棒線事業各ミルは8割程度の稼働率であり、中国・韓国の設備増強とユーザーの現地調達の進展を考えると、本年度の室蘭の粗鋼生産は前年度(146万8000トン)並みの年140万トン台で推移する」という見通しを語った。本年度上期の自動車メーカーの完成車生産計画は460万台から490万台に上方修正となっており、足元では室蘭にも月間で数千トンの増産要請があるが、消費税増税後の反動が不透明なことあって慎重な生産計画とした。







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