神鋼建材、木材活用増殖礁「魚類増加を確認」

　神鋼建材工業（林光雄社長）が参画する木材活用増殖礁沖縄地域協議会（会長＝古堅國雄・与那原町長）は20日、水産庁主催の第13回「全国漁港漁場整備技術研究発表会」（那覇市）で、地元の木材（間伐材）を活用した新開発の増殖礁の効果について報告した。

　3年間の調査結果から「従来の鋼製増殖礁に木材を付加することで、集まる魚類や餌料生物の増加が確認された」と映像を交えて説明、「広域的に設置することで、海域の環境復元や自然再生が期待できる」とした。