2015年3月16日

大同特殊鋼、真空浸炭炉「モジュールサーモ」 ユニバンスから受注

 大同特殊鋼は16日、自動車駆動系ユニットの専門メーカーであるユニバンスから、真空浸炭炉「モジュールサーモ」を受注したと発表した。ガス浸炭炉の老朽更新の一環で、ユニバンスの本社工場(静岡県湖西市)に2016年春までに納入する。受注した設備は、鋼表面に炭素と窒素を浸透させる熱処理である浸炭窒化や、鋼表面の炭素濃度を従来より高めて、微細なナノ炭化物を分散析出させることで硬さ、耐摩耗性を向上させる熱処理の高濃度浸炭といった単一のシステムで多様な高強度化プロセスに柔軟に対応する。