2015年6月22日

スチールプランテック、電気炉エコアーク改良 初期投資金額5割削減

 製鉄プラントメーカー、スチールプランテック(本社=横浜市神奈川区、半澤巌社長)は、環境対応型高効率アーク電気炉「エコアーク」(ECOARC)を改良した「エコアークライト」(ECOARC―light)を開発した。「エコアーク」に比べて、電力原単位の低減効果はわずかに劣るものの、既設の電気炉に設置できることから、レイアウト上の導入制約が少なく、初期投資金額が5割削減できるとともに、工事に伴う製鋼休止期間が半分に短縮する。電力多消費産業である特殊鋼電炉、普通鋼電炉では電力コスト削減が大きな経営課題となっており、省エネ投資に前向きな姿勢を示している。国内外需要家へのアピールを進め、早期初受注を目指す。