2015年10月7日

日本鋳造・JFES、露出柱脚 高強度鋼管柱に対応 385ニュートンまで適用

 JFEグループの日本鋳造(本社=神奈川県川崎市、岩波秀樹社長)は7日、JFEスチールと共同で10階建て程度の中低層建築物でニーズが高まっている高強度鋼管柱に対応した基礎部の露出柱脚工法「NCベースP」を開発したと発表した。ベースプレートを鋳鉄製からJFEの建築構造用550ニュートン級TMCP鋼「HBL385」に変更し、国内で初めて鋼管柱の設計基準強度F値を385ニュートン(1平方メートル当たり)にまで適用範囲を拡大したもので、従来以上に幅広い建築物への利用が可能になる。15日から日本鋳造が本格的に販売を開始する。具体的な実績があがる見込みの2016年度で1万柱の採用をめざす。