2015年10月16日

普通鋼鋼材受注、8月547万トンに減

 日本鉄鋼連盟が16日発表した用途別受注統計によると、8月の普通鋼鋼材受注は前年同月比4・3%減の547万トンとなり、2カ月連続で減少した。内需は4・5%減の350万8000トンで13カ月連続減、輸出は3・7%減の189万7000トンで3カ月ぶりにマイナスとなった。原料・スクラップ安や鋼材需給の緩和を背景とした先安観が建設用鋼材の買い控えにつながっているもようで、内需は厳しい環境が続いている。自動車用、船舶用は前年同月並みと堅調な一方、建設用は建築用、土木用ともに振るわなかった。