2016年1月28日

JFEスチール コークス、全社で全量自給化へ

JFEスチールは27日、東日本製鉄所千葉地区の第6コークス炉B炉団(51門)をパドアップ手法で改修すると発表した。2016年下期に着工し、18年中の稼働を予定している。老朽化に伴い、同炉B炉団の稼働率は現行6割程度で、コークス生産量は年間20万トン。改修後は同50万トンに生産能力が回復する。現在、改修工事を進めている同炉A炉団も同様であり、A・B炉団あわせた第6コークス炉(102門)の年産能力は100万トンになる計画だ。千葉地区ではコークス炉全3基(第5、第6、第7)で288万トンの年産能力になる。

JFEスチールは西日本製鉄所倉敷地区の第2コークス炉(A・B炉団、84門)と第3コークス炉(A・B炉団、86門)、千葉地区第6コークス炉A炉団(51門)の改修をそれぞれ進めており、第6コークス炉B炉団の改修が完了し、稼働した場合、全社でコークス全量自給化が実現する。工事業者は未定。

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