2016年2月8日

ステンレス一貫3社、NSSCのみ経常黒字

 日本冶金工業は5日、2015年4―12月期の連結決算を発表し、国内ステンレス一貫メーカー3社の決算が出そろった。各社とも原料ニッケル価格の大幅下落により、前年同期の在庫評価益から一転、評価損を計上する中、経常損益で新日鉄住金ステンレス(NSSC)1社が黒字を確保した。10―12月期の経常損益では、NSSCが26億円以上の黒字だったのに対し、日本冶金はほぼ収支均衡、日新製鋼ステンレス部門は40億円の赤字と対照的な結果となった。16年3月期にかけては、足元のステンレス内需が堅調なことから全社とも実体損益が改善に向かいそうだ。







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