2016年8月8日

普通鋼電炉上場11社、4―6月全社が減収 スプレッド縮小9社減益

 普通鋼電炉メーカー上場11社(連結10社、非連結1社)の2016年4―6月期決算が5日に出そろった。4―6月は条鋼、鋼板ともにマーケットが低迷するとともに、前年同期比で鉄スクラップ価格よりも販売価格の下落幅が大きくなり、メタルスプレッド(原料購入価格と販売価格の差)が縮小し、収益悪化を余儀なくされたメーカーが大勢を占めた。前年同期比では全11社が減収。経常利益は海外子会社が堅調に推移した大和工業と、購入している半製品の価格が下落した中山製鋼所を除いて、9社が減益となった。







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