2016年8月24日

経済産業省、WTO紛争処理に意義 中国がステンレス継目無管AD撤廃で

 中国が日本製高性能ステンレス継目無管輸入に対するアンチダンピング(AD)措置を撤廃したことで、経済産業省は中国が世界貿易機関(WTO)勧告に従ったことで、WTOの紛争解決手段の有効性が確認されたなどと意義を強調した。新興国でADなどの貿易救済措置が増加するなか、WTOルールを明確化することで、恣意的、不透明なAD発動に対して、「抑止力として」(西脇修・経産省通商機構部参事官)意義もあるとしている。

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