2016年10月12日

普電工・明賀会長、内外で懸念材料

 普通鋼電炉工業会の明賀孝仁会長(合同製鉄社長)は11日、定例の記者会見を開き、「8月の建築着工床面積は比較的高い水準であるものの、構造別で見ると鉄骨造の伸びが大きく、鉄筋コンクリート造は低位。居住用では首都圏を中心にマンション建設に陰りが見られ、鉄筋コンクリート造は7月から大きく落ち込み、8月の住宅着工では鉄骨造が鉄筋コンクリート造を超えており、ショックを受けている。統計を見る限り、そろそろ回復しても良い頃だが、上り調子の山の動きが実際の鉄筋出荷に表れていない」と分析した。