2016年12月21日

経産省、印熱延鋼板SGなど WTOに協議要請

 経済産業省は21日、インドが実施している熱延鋼板輸入の緊急輸入制限(セーフガード、SG)などに世界貿易機関(WTO)協定違反の疑いがあるとして、WTO協定に基づく協議を20日要請したと発表した。中国など過剰能力が深刻化するなか、インドは輸入増などへの対抗措置として、SGや最低輸入価格(MIP)など保護主義的な措置を打ち出してきた。日本は様々な場で是正を求めてきたが、打開できなかったため、WTOに場を移して解決をめざす。二国間協議で解決できない場合は提訴に踏み切り、WTOの紛争解決パネルの判断を仰ぐ選択肢も視野に入れる。







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