2017年1月24日

高炉3社、1.5GPa・延性20%超ハイテン 開発にめど ISMAが成果報告会

 国家プロジェクトの新構造材料技術研究組合(ISMA、岸輝雄理事長)は23日、都内で今年度の成果報告会を開催した。同組合は自動車・航空機・鉄道車両など輸送機器の抜本的な軽量化に向け、主要構造材料の技術開発を産官学一体で推進することを目的に設置されたもので、報告会の冒頭、あいさつに立った岸理事長は「最大の課題はマルチマテリアル化。各研究室で着実な成果が上がっているが、まだ四合目。材料構成では中性子線などの計測機器の開発、計算科学の確立なども問題に挙がってきている。今後は性能、腐食、水素脆性、コスト、リサイクルなどの視点も必要になる」などと語った。

 引張強度1・5GPa(ギガパスカル)、延性20%を目指す革新鋼板(超ハイテン)の開発については、参加している神戸製鋼所、新日鉄住金、JFEスチールの高炉3社はラボ段階ながらほぼ開発にめどをつけたとしている。
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