2017年5月25日

新日鉄住金、薄板6月出荷5000円上げ

 新日鉄住金は国内店売り、パイプ・軽量形鋼・ドラム缶などのリロール向けの薄板品種(熱延黒皮・熱延酸洗・冷延・表面処理)の販売価格を6月出荷相当分からトン当たり5000円(約8%)値上げすることを決め、商社、需要家、流通各社などに申し入れを開始した。設備高齢化への対応や製造基盤の整備などを含め再生産可能な体制構築のリソースが確保できていないため、主原料コスト要因とは別にマージン改善として進めるもので、昨年度を合わせた累計値上げ幅は2万5000円となる。一部店売りでの引き受けカットが続くなど薄板需給はタイト感を強めているが、足下の市況動向は一服気味。今後の需要増加が期待される中で、再び市況に動意がみられるか注目される。







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