2018年6月20日

流通3団体 製造業・建設の需要増加

 全国鉄鋼販売業連合会、全国コイルセンター工業組合、全国厚板シヤリング工業組合の鉄鋼流通3団体は19日、経済産業省ヒアリングを行い、2018年度第2四半期(18年7―9月期)の需要見通しを報告した。自動車はトヨタの第2四半期生産が6月1万2200台、7月1万2800台、8月1万2700台と新型車投入で計画比6%増となり、下期も継続すると見通した。造船は厚板需要を前年度の350万トンと比べ横ばい、微減とみるが、建・産機需要は旺盛。建設分野は本年度鉄骨需要を17年度と同水準の530万トン(同15万トン増)とし、橋梁・土木も前年並と予見。製造業、建設分野とも概ね需要増を予測する。ただ、人手不足による工期遅れなどで需要が仕事につながらないケースも懸念している。

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