2018年8月6日

新日鉄住金など、超電導バルクモーター開発 実証試験機 回転試験に成功

新日鉄住金、東京海洋大学、ABBは3日、新日鉄住金が開発した高品質な超電導バルク材(QMG)を複数組み合わせて成型集成した大型磁石を使った出力30kW(キロワット)の実証試験機で回転試験に成功したと発表した。多くの超電導モーターはこれまで超電導の電線を巻いたコイルが使われてきたが、3者が開発した超電導バルクモーターは巻線コイルに比べて小さい体格・寸法で高い磁場(10テスラ以上)を発生することができるほか、新しい着磁方式の考案、バルク界磁ユニットの標準化などを進めた。今後、4MW(メガワット)級の試験などを行う方向だが、今回開発した実証試験機の設計構造はモーターや発電機に容易にスケールアップが可能なため、超電導バルク材を使った電気推進船などの船舶用モーター、洋上風力など大出力の風力発電機への実用化に向け可能性を前進させた。

おすすめ記事(一部広告含む)