2018年12月13日

関西地区のニッケル系ステンレス冷薄、軟調傾向で越年へ

 関西地区のニッケル系ステンレス冷延薄板は、原料ニッケル価格の値下がりや、割安な輸入玉の流入などを背景に、軟調傾向での越年となりそうだ。流通各社は、従前の高値玉については適正な再販価格で消化しながら、市況堅持に注力しているが、足元では市況も高値筋をメインにトン当たり1万円方下落しており、市中相場は同34万円を底値に35万円が中心で、動向次第では「今月帳端明けに、さらなる軟化も懸念する」(流通筋)との見方も出てきている。