2019年2月7日

新日鉄住金・和歌山、今月中旬に第2高炉火入れ

 新日鉄住金は今月中旬に和歌山製鉄所の第2高炉(容積3700立方メートル)の火入れを行い、稼働させる方針を決めた。中期経営計画で示した国内最適生産体制の構築に向けた強化策の一環で、炉寿命を迎えている第5高炉(2700立方メートル)を休止し、12年に建設が完了して待機中だった第2高炉にスイッチする。粗鋼生産能力として50万トンほど増加する見込みで、鉄源基地としての性格を強め、広畑をはじめとする他製鉄所に半製品(スラブなど)を供給する。また、2019年度末には隣接する形鋼メーカー・日鉄住金スチールの製鋼工場(電炉・連鋳)を休止し、和歌山製鉄所からの鋼片供給に切り替える。