2019年8月8日

経産省7―9月粗鋼計画、2四期ぶり減2604万トン

経済産業省が7日まとめた2019年度第2四半期(7―9月)の生産計画によると、粗鋼は前期比0・3%減の2604万トンと2四半期ぶりに減る。鋼材生産は全体で増えるが、国内向けは建築の端境期、産機などの停滞で減る一方、輸出向けは増える。経産省金属課では内需に一部鈍化が見えるなか、海外は米中通商摩擦など不透明感が増していると指摘。ようやく減少に転じた薄板在庫の調整を含めて需要を見極めた生産対応を求めている。