2019年12月16日

中国の熱延コイル 5週連続上昇

 鋼板市況の基調が強さを増している。環境規制によって粗鋼生産が減り、需給調整が進んだ。自動車生産が11月に増加に転じたことも先安観を後退させたようだ。輸入鉄鉱石価格が切り上がり、環境対策費が増していることから鉄鋼企業は販売価格を高く保つ意向。鋼板大手の宝山鋼鉄が1月積みの販価を上げており、市況の上昇に弾みがつきそうだ。