2020年8月24日

全国粗鋼、5カ月連続減605万トン

日本鉄鋼連盟21日発表した鉄鋼生産速報によると、7月の粗鋼生産量は604万9000トンと前年同月比27・9%減で、5カ月連続の減少となった。2009年のリーマン・ショック以降、7月としては最低。前月より7・7%増加、4カ月ぶりに増え、600万トン台に乗せたものの、依然として新型コロナウイルス感染拡大が影響し、需要は国内外とも低水準となっている。コロナ禍での行動制限が緩和され、自動車生産は上向きつつあるが、海外含め需要は大きく伸展せず、7月は高炉2基が一時休止するなど、粗鋼生産は本格回復には至っていない情勢だ。7月の1日当たり粗鋼生産は19万5000トンで、6月の同18万7000トンと比べ、4・2%増となった。







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