2020年10月5日

ナカミ、新工場が本格稼働 鋼板一次加工を一貫対応

 厚板加工業者のナカミ(本社=大阪府松原市、中三川顕洋社長)は今年5月に完成した新工場「第一松原工場」を本格稼働させた。鋼板の薄物加工の内作化に加え、鋼板一次加工をすべて社内で行えるワン・ストップ機能を整備した。設備は10キロワットのファイバーレーザー切断機1基と鋼板用穴開け機3基、鋼板用ショットブラストと鋼板用開先機各1基を導入。建築や橋梁、産業機械などのユーザー向けに鋼板加工製品を小口・即納で供給し、加工量を中期的に切板ベースで現状比50%増の月400―450トンに引き上げる計画だ。  同社は2012年5月に厚板販売業者として起業し、耐震補強向けに材料販売を行っていた。当初から寄せられていた鋼板加工ニーズに対応するため、16年11月に松原市内に切板工場の松原工場(現・第二松原工場)を開設した。