2021年8月31日

国内相場、鉄スクラップ500円続落 アジアの買い軟化影響

 国内の鉄スクラップ相場が先週末にトン当たり500円続落した。中国の減産を受けて鉄鉱石の価格が下落し、アジア諸国からの日本の鉄スクラップの買いが軟化。新型コロナウイルス感染拡大の影響でベトナムの購入意欲が低迷していることも影響した。電炉大手の東京製鉄は28日から全拠点で鉄スクラップの購入価格をトン500円下げ、国内に値下げの動きが広がった。東鉄は直近1カ月で特級(H2に相当)の買値を田原工場でトン2000円、岡山工場と宇都宮工場で同1000円下げている。

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