2021年12月9日

関東地区、上級スクラップ価格下落 国内高・海外安で輸入減る

 関東地区の上級スクラップの価格が下落している。国内高・海外安で輸出が減り、需給が緩んだ。中国の減産によって韓国などの鉄スクラップ需要自体が細ったことも一因とみられる。11月中旬以降、関東の高炉メーカーやシッパーが買値を徐々に下げており、8日時点の関東湾岸価格(シッパーの買値)は新断バラがトン当たり5万9000―5万9500円前後、HSが同5万8500―5万9500円で推移。新断バラは7月上旬ぶり、HSは9月下旬ぶりにトン6万円をそれぞれ下回った。