2022年9月20日

東京製鉄、販価据え置き 鋼材10月契約 全品種2カ月ぶり

東京製鉄は16日、10月契約分の鋼材販売価格(店売り向け)を全品種で据え置くと発表した。全品種据え置きは2カ月ぶり。同日会見した小松﨑裕司取締役常務執行役員営業本部長は、「海外では粗鋼減産など供給サイドの動きによって、鋼材市況が底打ち・反発しつつあり、当社への引き合いも増えている。国内は鋼板品種、特に薄板が全体的に上向いてきている。エネルギー価格上昇などコストアップ要因が続き、製品価格への転嫁が必須の情勢下にあるものの、国内外における諸環境の変化で再構築されてくるマーケット状況を見極めるため、全品種で価格を据え置いた。これで現行の販売価格は大底圏になるとみている」と述べた。





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