2022年9月21日

中部地区 鉄スクラップ市況反落 1カ月半ぶりメーカー買値下げ

中部地区の鉄スクラップ市況は反落した。前週17日から特殊鋼メーカーなど複数社がトン1000円の値下げを実施し、市中価格も値下がりした。域内メーカーによる値下げは約1カ月半ぶり。海外マーケットの軟化で新規輸出商談が振るわない中、地区相場の高値観が強まっていたことなどが背景にあり、高値調整の意味合いが強い。地区電炉炉前購入価格は、指標品でトン4万9500―5万1000円前後。新断で同5万1000―5万3000円前後。地区市況に影響の大きい東京製鉄田原工場や同名古屋サテライトに値動きがなかったことで、下値が切り下がった格好(9月20日時点)。

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