2023年12月20日

日本製鉄 物件向けH形鋼 値上げ姿勢維持 店売り12契は据え置き

 日本製鉄は20日、物件(プロジェクト)向けH形鋼の価格について物件H形鋼(JIS―H形鋼)、外法H形鋼(ハイパービーム)とも前月、11月契約からのトン当たり3000円(2―3%)値上げを受けて、拡大サイズエキストラを含め前年度来、累計同3万8000円水準の引き上げ方針を継続すると発表した。店売り向けH形鋼の販売価格(12月契約、24年1月生産)については据え置きとし、マーケット動向を総合的に判断し、次月以降の値上げを検討する。主原料価格の上昇、円安による原料調達コストの負担増、諸コストのアップなど厳しい状況にあるものの、外法H形鋼と物件向けH形鋼については先月の価格改定の浸透を見極める。

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