2025年4月18日

小棒懇 構造課題対策 着実に前進

全国小棒懇談会は17日、定時総会後に都内の鉄鋼会館で会見を開き、園田裕人会長(日本製鉄常務執行役員厚板・建材事業部長)は「小形棒鋼は住宅、非住宅に限らず、国土強靭化に資する社会インフラに不可欠な資材であり、小棒自身も事業を継続することができるマーケットに成長することが極めて重要。構造課題の対策はしっかり着実に進んできている。労働時間上限規制に伴う人手不足について労働生産性を高めたり、働き方改革を推進するなど個社や、連携によってできることに取り組み、確実に改善や前進の芽が出ている。構造的コストの上昇・高止まりへの対応では商慣習の見直しなどに継続的に取り組む。2026年度から5年間の国土強靱化計画に必要な資材を供給できるようにしていきたい」との見解を示した。