2025年8月12日
大阪・関西EXPO/ダニエリ、イタリア館でオペラ/製鋼用電源装置で音奏でる
大阪・関西万博で屈指の人気を誇るイタリア館でこのほど、製鉄プラント世界大手の伊・ダニエリ社が主催する室内オペラ「熱の音―火 水 土 空気」の公演があった。日本の製鉄所から着想を得たユニークな作品で、ダニエリの次世代型電気炉製鋼用電源装置「Q―ONE」が生成する音を作中の楽器の一つとして用いるなど、音楽と産業や感覚と技術、鉄と人間性の大胆な融合に観客は酔いしれた。
「Q―ONE」は電気炉内の溶鋼の状態変化に応じて電流・電圧、周波数を最適制御することなどにより、電力や電極の消費量を抑えることで製鋼工程の省エネ化やコスト低減につなげる。
オペラではその特徴を踏まえて「Q―ONE」が周波数を変える時の機械音をソプラノやオーボエ、ピアノ、打楽器アンサンブルとともにそのまま音楽に昇華させた。
ダニエリはイタリア館のゴールドスポンサーを務めており、当日は主催者側からダニエリ・オートメーション社のアントネロ・モルデグリア会長、ダニエリエンジニアリングジャパン(DEJ)の泉直樹社長らが出席し、国内高炉・電炉のダニエリジャパンの主要取引先から関係者50人余りが招かれ公演を楽しんだ。
ダニエリは昨年7月、兵庫県淡路市に外資では業界初となる補修工場「マニュファクチャリング・アンド・サービスセンター」を新設した。DEJが運営し、国内で同社が販売する製鉄設備の電機・自動化機器の維持点検補修の対応を強化している。
泉社長は「日本はダニエリにとり重要かつ戦略的市場、地に足を着け顧客対応を深化させていく。淡路拠点を軸の一つとし、国内顧客へのアフターサービスの充実を図り競争力を一段と高めていきたい」と話す。
「Q―ONE」は電気炉内の溶鋼の状態変化に応じて電流・電圧、周波数を最適制御することなどにより、電力や電極の消費量を抑えることで製鋼工程の省エネ化やコスト低減につなげる。
オペラではその特徴を踏まえて「Q―ONE」が周波数を変える時の機械音をソプラノやオーボエ、ピアノ、打楽器アンサンブルとともにそのまま音楽に昇華させた。
ダニエリはイタリア館のゴールドスポンサーを務めており、当日は主催者側からダニエリ・オートメーション社のアントネロ・モルデグリア会長、ダニエリエンジニアリングジャパン(DEJ)の泉直樹社長らが出席し、国内高炉・電炉のダニエリジャパンの主要取引先から関係者50人余りが招かれ公演を楽しんだ。
ダニエリは昨年7月、兵庫県淡路市に外資では業界初となる補修工場「マニュファクチャリング・アンド・サービスセンター」を新設した。DEJが運営し、国内で同社が販売する製鉄設備の電機・自動化機器の維持点検補修の対応を強化している。
泉社長は「日本はダニエリにとり重要かつ戦略的市場、地に足を着け顧客対応を深化させていく。淡路拠点を軸の一つとし、国内顧客へのアフターサービスの充実を図り競争力を一段と高めていきたい」と話す。












産業新聞の特長とラインナップ







