2020年12月15日

「阪和興業の一次資源戦略」 伴野純一理事(プライマリー原料部門担当) 電池需要動向を見極め

各国が脱炭素化の方針を打ち出す中、世界中でプロジェクトを手掛け、二次電池や触媒の原料ビジネスを展開するのは阪和興業だ。プライマリー原料部門を担当する伴野純一理事に今後の見通しと事業方針を聞いた。

 ――プライマリー原料(一次資源)の市場環境と20年度通期見通しを。

 「新型コロナウイルスの影響を受けたことは間違いない。国内市場では鉄鋼向け原料に大きく響いた。コロナ前から鉄鋼関係は減産しており、原料消費は昨年度下期から本年度上期まで落ち込んだ。下期は回復基調だが在庫余りや後ろ倒しとなった契約もあり、新規でどんどん売れる状況ではない。貴金属リサイクルは発生元の欧州や米国がコロナの影響を受け、集荷に滞りがみられる。電子材料関連は半導体製造装置向けが回復傾向だが、まだ完調ともいえない」


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