2021年7月8日

プラント解体大手/ベステラの展望を聞く/吉野炳樹社長/リサイクル企業と連携/需要情報・処理委託でシナジー

製造工場の大型設備(プラント)の解体事業を主に展開するベステラは、1947年に土木工事業の吉野商店として創業した。解体分野で複数の特許を取得して成長を遂げ、2015年に東京証券取引所マザーズ市場に上場、17年に東証1部に上場を果たす。19年、金属など資源リサイクル大手のリバーホールディングスと資本業務提携を結び、20年には持分法適用関連会社化。リバーHDの筆頭株主となった。プラント解体の取り組みや今後の金属リサイクル業界との協業について、吉野炳樹社長に話を聞いた。

 ――直近の事業環境を。

 「当社はプラント解体工事をメインに展開している。プラントは電力、製鉄、石油化学などの各企業が所有しているが、いずれの業界も今後の合理化が見込まれている。特に脱炭素の潮流の中で、製鉄分野は設備解体の案件が多いだろう。最近は競合他社との差別化を図るべく、元請けを通さずに解体工事の受注を売り込み、利益率を上げている。職人や重機などの『実働部隊』を持たないことも、企業のスリム化につながっていると考える」

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