2021年7月14日

高性能化を支える冷却・放熱製品/(下)/古河電工/NJT銅管/ヒートシンク需要増対応/熱交換器含めたソリューション

5G対応など高機能化が進むスマートフォン市場に対して、高性能なベーパーチャンバーを展開する国内メーカーもある。古河電気工業は18年5月、ステンレスベーパーチャンバーを上市した。銅製に比べ11%軽く、2倍の強度があるため湾曲させることができる点に強みを持つ。同社サーマル・電子部品事業部門長の本村拓也氏は「スマートフォンが高機能化していく中、発熱量は大きくなっており、グラファイトでは放熱しきれない部分が出てきている。引き合いは多い」と力を込める。今後、スマートフォン市場だけでなく、PCやウエアラブル機器への提案も行う。

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