2022年6月10日

工場ルポ/ティーエムシー・富山プラント/電池材スクラップからリチウム回収/国内初、酸・高温使わず実現

 リチウムイオン電池に欠かせないリチウム資源の不足が深刻化している。中国や欧米で電気自動車(EV)市場が急成長し、国際相場は昨年末から一時は5倍に急騰。特に正極材に使う化合物の炭酸リチウムが重視されるが、電池材料スクラップからのリサイクルを国内初の技術で行う工場がある。レアメタルスクラップ問屋のティーエムシー(本社=京都市中京区、宮脇大士社長)の富山プラント(富山市笹津137―1)の現場を取材した。

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