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 産業新聞社は「鉄スクラップの日」のきょう1日付で、「日本鉄スクラップ総合価格(Japan Steel Scrap Composite Prices)」を新設しました。

 世界の鉄鋼需要が拡大する中、鉄鋼原料としての鉄スクラップの存在感が高まっています。日本は米国に次ぐ世界第2位の供給国であり、その相場動向は世界中の注目を集めています。

 米国では「鉄スクラップ・コンポジット価格」が指標価格とされ、国際マーケットで広く活用されています。日本についても同様、指標価格を求める声が高まっていました。 このような状況を踏まえて、日本の指標価格となる「日本鉄スクラップ総合価格」を新設しました。

 注目度のより高い「H2」と「新断プレス」の2品種について、東京・大阪・名古屋の相場平均値をとり、円・ドル建てで表記。毎週1回、月曜日付で更新します。 日刊産業新聞では毎週月曜日の1面、月―金曜日の6面相場欄に掲載するとともに関連記事を随時発信。

 日本の鉄スクラップ指標価格として、産業新聞社が発行する英文メール媒体「Japan Metal Bulletin」などを通じて海外にも積極的に発信していきます。

 鉄鋼業界、需要業界において購入価格、販売価格の指標として広く有効にご活用下さい。

2009年7月1日
産業新聞社