2015年3月2日

鉄連・鉄鋼安全表彰、安全栄誉賞に合鉄・船橋 優秀4優良は13事業所

 日本鉄鋼連盟は27日、第56回鉄鋼安全表彰式典を開催し、安全栄誉賞を受けた合同製鉄の船橋製造所など優れた総合安全成績を記録し、模範と認められる事業所などを表彰した。式典には受賞事業所の各社社長をはじめ約100人が列席。安全栄誉賞のほか、優秀賞4事業所、優良賞13事業所、連続無災害賞の代表ら計19事業所が林田英治会長(JFEスチール)から表彰状と楯を授与された。

 林田会長は「62もの事業所が年間無災害を記録したが、これは皆さまの努力のたまもの。引き続き有効な取り組みを続けてほしい」と敬意を表し、「受賞された受賞者は鉄鋼各社の模範となって、リードする役割を担ってほしい」とあいさつした。

 受賞事業者を代表して、合同製鉄船橋製造所の礒上勝行所長から謝辞があり、「”自らつくる安全”として、自分たちで計画を立て、意識を高めて活動してきた」と事業所の取り組みを紹介、これからも安全活動に取り組んでいくことを約束した。

 鉄連の総評として「大同特殊鋼は対象6事業所中4事業所が優秀賞、優良賞に名を連ねており、全社として安全意識の高さをうかがわせる」と取り組みをたたえた。

 経済産業省の小川大臣官房審議官(製造産業局担当)、厚生労働省の土屋労働基準局安全衛生部長、中央労働災害防止協会の関澤理事長が来賓あいさつした。

 安全衛生推進本部では、3月6日、発明会館(虎ノ門)で、全国の会員事業所や協力会社の現場で安全衛生の実務に携わっている200人超が参加し、平成26年度全国安全衛生大会を開催する。今回の受賞事業所代表から業態ごとに模範的な安全活動の事例発表、推進本部での事業報告、特別講演等を予定している。

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