愛知製鋼の陸上競技部（渡邉聰監督）に所属する競歩選手が15日、相次いでスポーツ関係の賞を受賞した。山西利和選手が、第69回関西スポーツ賞の個人部門に選出。また、京都市スポーツ賞の最高栄誉賞を山西選手が、特別賞を丸尾知司選手がそれぞれ受賞した。

関西スポーツ賞は、その年の優秀な成績、関西スポーツ界への貢献度、競技に対する不断の努力などが高く評価された選手、チーム、指導者をたたえ、関西運動記者クラブが表彰する。京都市スポーツ最高栄誉賞は、著名な国際大会などで優勝もしくはメダルを獲得したもの、またはこれに準じた成果を挙げたものに対して授与される。

京都市立堀川高校・京都大学卒業の山西選手は、2月16日に行われた第108回日本陸上競技選手権大会・男子20キロメートル競歩で、1時間16分10秒で世界新記録を更新し優勝したことが高く評価され、関西スポーツ賞を初受賞。京都市スポーツ最高栄誉賞は4回目の受賞となった。

丸尾選手が受賞した京都市スポーツ特別賞は、著名な国際大会で日本代表として公式に選出されたものに対して授与される。京都市出身、洛南高校卒業の丸尾選手は、9月に行われた東京2025世界陸上・男子35キロメートル競歩および男子20キロメートル競歩に、日本代表として出場した功績が高く評価され選出された。