2000.01.22
全 国電線工業組合は20日、昨年11月の電線品種別出荷実績を発表した。それによると、VVFなど4品種が前年同月に比べ増加、VVRおよび巻線の2品種は減少した。

 建設関連3品種は、VVRが前年同月に比べ6・8%減の1170トンと29カ月連続の減少、VVFは3・6%増の5289トンと3カ月ぶりに増加、CTも1・8%増の348トンと5カ月ぶりに増加した。民間設備投資の低迷から建設需要は伸び悩んでおり、建設向け電線需要も依然として低水準をたどっている。その中でVVFは昨年9月から3カ月連続で前月比増加、昨年7月以来の水準に持ち直した。

 一方、エレクトロニクス関連3品種は、プラスチック絶縁コードが前年同月に比べ1・2%増の1883トン、機器配線用電線は9・3%増の2421トンでともに3カ月ぶりに増加したが、巻線は0・9%減の1万4664トンと4カ月連続の減少。家電、AV(音響・映像)機器製品の需要不振が続いているため、同分野向けの電線需要もハ行状態にある。

米 アルコア社は19日、休止中のアルミ新地金生産設備のうち豪州、米国にある年産20万メトリックトン能力の設備の操業を近く再開、年内にフル生産ペースに引き上げるとの方針を明らかにした。同社のA・ベルダ社長兼CEOは「休止設備の一部操業再開は、米国をはじめとする世界各地でのアルミ需要が引き続き堅調に推移していることに対応するものである」と述べるとともに、残る同25万トン規模の休止設備についても「市場環境をにらみながら操業再開を検討していく」とコメントしている。

米 レイノルズ・メタルズ社は19日、1999年の売上高は47億9600万ドルで前年比18・1%減少したが純利益は1億2400万ドルで同87・9%増加したと発表した。第4・四半期の売上高は13億5800万ドル、前年同期比1・6%減、純損益は前年同期の4500万ドルの損失から6300万ドルの利益に黒字転換している。

 第4・四半期のアルミ出荷は34万4000メトリックトン、前年同期比9・0%減となり売上高も減少しているが、これは一部事業の売却によるもので、これを差し引くと売上高は16%増加、出荷も17%増加している。加えてアルミ相場上昇、コスト削減などにより第4・四半期の税引前損益は前年同期の6900万ドルの損失から9100万ドルの利益に改善している。

 99年のアルミ出荷は135万3000トンと前年の148万4000トンに比べて減少しているが、これも事業売却によるもので、その影響を差し引くと24%増となっている。

米 タイタニウム・メタルズ・コーポレーション(タイメット)は19日、ワイマン・ゴードン・タイタニウム・キャスティング・LLCの保有株式をワイマン・ゴードン社に売却したと発表した。

米 フリポート・マクモラン・カパー・ゴールド社の1999年の売上高は18億8700万ドルで前年比7・4%増加、営業利益は5億8300万ドルで同1・6%増加、純利益は1億100万ドルで同14・4%減少した。

東 京電業協同組合(理事長=志田昭・昭電社社長)はこのほど、同組合員56社を対象に99年度上期の「企業実態調査アンケート」の集計結果をまとめた。それによると、業績は「悪い」が21社・68%と98年度下期調査に比べ16%減少し、「良い」は3社・10%と同比3%アップし若干改善されたが、「悪い」は7割近くを占めており、業績は依然として厳しい状況。また、下期業績見通しでは「良い」が29%と前回調査の6%より大幅に改善、明るさの兆しを示した。回答は31社(回答率55・4%)。

 業態別の回答数は電線販売業者12社、電材販売業者10社、製造業2社、その他7社。

 調査結果は次の通り。

 ▽業績状況=良い3社、普通7社、悪い21社
 ▽売上高(前年同期比)=増加5社、横ばい6社、減少20社。増収の内訳は5%以下、6―10%各1社、11%以上2社。減収は5%以下8社、6―10%、11%以上各5社
 ▽粗利益額(同)=増加4社、横ばい7社、減少20社。増益の内訳は5%以下2社、11%以上1社。減益は5%以下8社、6―10%、11%以上各5社
 ▽諸経費(同)=増加2社、横ばい14社、減少15社。増加の内訳は5%以下、11%以上各1社。減少は5%以下3社、6―10%7社、11%以上4社
 ▽回収サイト(同)=短縮ゼロ、横ばい27社、長期化4社
 ▽倒産などの被害=あり17社、なし14社
 ▽99年度下期業績見通し(上期比)=良い、横ばい各9社、悪い14社
 ▽貸し渋り=あり5社、なし26社
通 産省はこのほど、99年度上期の錫需給実績をまとめた。それによると、内需は1万1639トンと前年同期比1・3%減となっている。ブリキ向けの減少で微減となった。輸入は、5・6%増。

 内需では、ブリキが3・8%減、伸銅品が28・1%増、はんだは1・3%増。このように主な需要では、電子材関係は伸びているが、ブリキが減少している。