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新製品・新技術情報
| 材料: 鉄 ステンレス ニッケル チタン 銅 アルミ その他 |
| 形状: 鋼板 鋼管 線材 棒鋼 |
| 用途: 自動車 建設 |
| 環境: リサイクル 鉛フリー カドミフリー 処理機械 アスベスト |
| 製品・技術: ボルト 溶接・接合 めっき 加工 超電導 磁石 表面改質 防食 金属粉末 熱処理 電池 |
05/14 シーエムシー技術開発、レアメタル・レアアースのリサイクル設備開発 水熱処理法で大量回収
05/11 山陽特殊製鋼、新グレード軸受鋼開発 ベアリング、長寿命・小型化を実現
05/11 東北大学、蒸気耐性鍛造材を開発 800度級、石炭火力発電向け
04/26 不二サッシ、免震式アルミ枠開発 ガラス破損防ぐ
04/24 日立機材、鉄骨造の柱梁接合部補強工法を発売 納期・コスト3割軽減
04/23 住友金属、3DQ量産技術が完成 超ハイテン鋼管部材、最大50%軽量化
04/20 NSSC、304代替二相ステンレスを開発 溶接性・強度2倍に
04/17 プロビデント、金属用ICタグを開発 切断面など容易に貼付
04/16 サクラクレパス、鉄鋼用マーカー発売
04/13 田中貴金属、活性金属ろう材を開発 接合コスト半減を実現
04/12 日立製作所、アモルファスで高効率モーター開発 レアアース使用せず
シーエムシー技術開発、レアメタル・レアアースのリサイクル設備開発 水熱処理法で大量回収
[ NEWS HEAD-LINE ]
シーエムシー技術開発(本社=岐阜県各務原市)はこのほど、超硬工具やネオジム磁石からタングステンやネオジムなどの希少金属や希土類を純度99%以上のリサイクル原料として回収できる設備を開発した。水熱処理法を活用することで大量回収が可能で環境にも優しく、希少資源の有効なリサイクルシステムとして注目を集めている。なお、本事業は新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の希少金属代替・削減技術実用化開発助成事業に採択されている。
同社は、名古屋大学エコトピア研究所教授であった伊藤秀章・レアメタル再生資源総合研究所会長が研究開発した水熱処理法をベースとした技術に独自改良を加えることで、このほど新たなリサイクル設備の開発に成功した。新リサイクル設備では超硬工具やネオジム磁石を一定の大きさに粉砕または小型のものはそのままの状態で密閉容器に投入、150度以下の高温、高圧下で科学薬品を含有した水溶液と科学反応させることで、高純度酸化物として金属資源を高収率で回収することができる。
ネオジム磁石の主要構成元素である鉄に関しても再資源化することができるほか、環境規制物質であるボロン(ほう素)も固体での回収が可能。そのため水熱処理後の廃水についても、環境基準値を下回る数値で排水できるなど廃棄物の発生を抑制し、環境負荷を低減している。
金属資源の回収量は日当たり数十―100キログラムほどだが、同3トン程度までなら対応可能とのこと。また、要望があればさらに回収量が大きな設備の開発も検討する考えだ。リサイクル設備の設置費用は3000万―5000万円ほど。
山陽特殊製鋼、新グレード軸受鋼開発 ベアリング、長寿命・小型化を実現
[ NEWS HEAD-LINE ]
山陽特殊製鋼は10日、軸受けの長寿命化や小型化を可能とする新グレードの軸受鋼「プレミアムジェイツー」を開発し、量産化技術を確立したと発表した。新たな製錬方法と評価検査技術の開発により、鋼中の非金属介在物の大きさと数を極限まで低減。汎用鋼種のSUJ2に比較して軸受けの寿命下限値が約3倍に改善(同社実験結果)を実現した。自動車のクランクシャフトなど重要部品に使われる軸受け向けをターゲットに、需要獲得につなげる。地球環境保護の視点から、自動車の燃費向上などを目的に部品の小型・軽量化が進む中、特に軸受けを小型化することは、周辺部品にも派生するため、自動車全体の軽量化に寄与するとして、ニーズが高まっている。
新開発の軸受鋼は、約6年前に開発に着手。鋼中の有害な非金属介在物を極限まで低減する製錬技術の開発と、それら存在頻度の検査について、従来の顕微鏡による面評価ではなく超音波による体積評価で行うことで、測定する固体エリアが数10万倍にまで拡大した検査技術を確立した。
東北大学、蒸気耐性鍛造材を開発 800度級、石炭火力発電向け
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国立大学法人の東北大学はこのほど、日立製作所と石炭火力発電プラント用のニッケル基材料とコバルト基材料を開発したと発表した。金属化合物を最適に分散させることで高温強度特性を向上。800度級の蒸気温度に耐えられる材料になった。これらの材料を使った大型鍛造品と実機模擬部品の試作に成功した。
開発したニッケル基材料を適用した大型鍛造品と、大型鍛造品を使ったボイラー用チューブ、タービン動翼試作材は、マクロ偏析がなく均質。通常の製造ラインで問題なく製造できることを確認した。コバルト基材料を適用した大型鍛造品も試作。製造性と高温強度を両立できる見通しになったという。
ニッケル基材料は大型部材への適用、コバルト基材料は中型でより高強度な部材としての適用が期待される。
発電効率は蒸気温度が高くなるほど向上する。現在は耐用温度700度級のニッケル基材料を使った高効率火力発電プラントの開発が進められている。800度級の開発材料を適用することで、発電効率をさらに高めることができる。
不二サッシ、免震式アルミ枠開発 ガラス破損防ぐ
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不二サッシは25日、免震式のアルミサッシ枠を独自開発し、5月に販売すると発表した。サッシ枠は通常、建物の壁に固定されているため、地震が起きると建物とサッシ枠が同じ揺れ方をする。揺れの大きさによってはサッシ枠が変形し、ガラスが割れたり障子が開かなくなるなどの被害が起きることがあった。今回の新商品はガラスの破損を防ぐことができ、地震後も大規模な補修をせずに継続使用できるとしている。壁面にレール状のアルミ形材を取り付け、これでサッシ枠を挟む方法を新たに開発した(特許申請中)。レールの両端には変位吸収材も付いている。地震の際、サッシ枠はレールの上をスライドする格好になるため、揺れを小さく抑えることができ、ガラスなどへの負荷も軽減できる。従来のアルミサッシと意匠は変わらないため、景観も損なう心配もない。同社では実証実験も行ったが、日本建築学会が定める最大の揺れ(層間変位角100分の1ラジアン)でも免震式サッシ枠のガラスは破損しなかったという。
新築・リフォームの両方に対応可能。また戸建てとビル(学校や病院を含む)のどちらにも設置できる。
日立機材、鉄骨造の柱梁接合部補強工法を発売 納期・コスト3割軽減
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日立機材は23日、鋳鉄製部材を用いる鉄骨造の柱梁接合部補強工法「スマートブロック工法」を同日、発売したと発表した。接合部を外側から補強する金物を販売する。角形鋼管内部をダイアフラムで補強する従来工法と比べて鉄骨製作や検査工数を削減し、納期や総コストを3割程度軽減する。鉄骨造の柱梁接合部で梁に段差ができる場合に鍛造製の金物「スマートブロック」を溶接する。角形鋼管内部にダイアフラムを通す場合、事前に必要となる超音波探傷検査を省略でき、施工を効率化できる。
金物「Cブロック」を使って、柱側面と梁フランジ側面も一致させ、外壁材との納まりがよくなる。
住友金属、3DQ量産技術が完成 超ハイテン鋼管部材、最大50%軽量化
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住友金属工業は20日、住友鋼管、住友金属プラントの3社で開発を進めてきた3次元熱間曲げ焼入れ(3DQ)の量産加工技術が完成したと発表した。3DQは複雑な形状の超ハイテン鋼管部材を高効率で製造できる画期的な技術で、部材重量を最大で50%軽量化することができる。2012年度上期中には、世界で初めて3DQで製造した部材を搭載した自動車が販売される予定。3DQはさまざまな形状の鋼管(丸管、角管、各種異形鋼管など)を局部的に加熱・曲げ加工し、その直後に水で急冷して焼入れを行う連続プロセスで、金型を使わずに複雑な形状の超ハイテン鋼管部材を作れることが特徴。既存工法では達成できなかった強度1470メガパスカル以上の鋼管部材を製造することが可能となる。
今回完成した量産加工技術は、曲げ加工に多軸ロボットを用いており、設備のコンパクト化と低コスト化を実現。ロボット技術については安川電機と共同で開発した。自動車の車体は通常、鋼板をプレスして作るが、鋼管のような断面が閉じた部材を用いると、曲げやねじりに対する剛性が上がり、軽量かつ安全な車体を低コストで製造することができる。しかし、ハイテン鋼管は加工が難しく、曲げ加工に対応できる物は、最高で強度980メガパスカル級までだった。アルミ製では閉じた断面の部材は実用化されているものの、コストが高く量産車での採用は限られている。
NSSC、304代替二相ステンレスを開発 溶接性・強度2倍に
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新日鉄住金ステンレス(NSSC)は19日、大入熱溶接が可能なSUS304代替二相ステンレス厚中板「NSSC2120」(21%Cr―2%Ni―N)を世界で初めて開発したと発表した。溶接効率を従来の二相ステンレス比で2倍以上に改善、強度もSU304比で約2倍(0・2%耐力)に高めた。価格はSUS304同等以下に抑え、需要家の素材調達コスト低減に寄与する。NSSCが開発したリーン型二相ステンレス「NSSC2120」は、4Hi製品で最大板厚60ミリ、4メートル幅まで製造できる。独自の成分設計と製造技術により、溶接性を従来のリーン型二相ステンレス「S32101」より2倍(パス数半減)に高め、大入熱溶接が可能となった。
これまでのSUS304代替二相ステンレスは溶接性に課題があり、溶接熱影響部の耐食性が劣化するなど大入熱溶接はできなかった。NSSC2120はケミカルタンカー、海水淡水化装置、製紙設備など大型構造物の施工にも適用できる。ASTM規格を今夏ごろまでに取得予定(UNSナンバー=S82122)。通常熱処理材、TMCP材、クラッド材の3種類が供給可能で、日本海事協会(NK)船級を取得している
。 またSUS304に比べ約2倍の強度も確保しており、設計板厚の薄肉化により鋼材使用量を最大5割削減できるほか、レアメタルであるニッケル、モリブデンの添加量を削減したステンレスであり、SUS304に比べ省資源性と価格安定性に優れる。
プロビデント、金属用ICタグを開発 切断面など容易に貼付
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IT機器の企画開発・販売を行うプロビデント(本社=千葉県流山市)はこのほど、鋼板の切断面やコイル表面に容易に貼付できるICタグを開発し、特許を取得した。新たに開発した「メタルアタッチMA11」は、金属製品の個体管理に特化したICタグで、入出荷時の現品照合や置き場管理を効率化・省力化に寄与する。
最大の特長は幅4・5ミリのインレイ部に加え、幅10ミリ・厚さ1ミリ以下の折り曲げ可能なヒダ・ヒンジを設けた点。貼りやすさとはがれにくさを両立し、厚板の切断面のような狭い間隔にも接着。コイルだけでなく、従来は難しかった棒状、円筒状などの条鋼・鋼管製品にも対応する。
耐久性に優れる粘着テープを採用し、多少の油・水分を含む表面にも貼付可能。オプションで、繰り返し使用できる両面テープや、マグネットタイプに取り替えもできる。
主な仕様は、インレイ(ICチップ)にインピンジ社の「Monza3」を採用。サイズは4・5ミリ×100ミリ×7ミリ。交信距離は250ミリワットリーダで約50センチ、1ワットリーダで約150センチ。オープン価格を予定している。
サクラクレパス、鉄鋼用マーカー発売
[ NEWS HEAD-LINE ]
総合筆記具メーカーのサクラクレパス(本社=大阪市中央区)は、鋼材のマーキングなどに便利な「鉄鋼用マーカー」の3サイズをそろえ、本格販売を開始した。「鉄鋼用マーカー」は、ユーザーの現場ニーズを受けて開発した油性アルコール系顔料・不透明タイプの専用マーカー。鋼材や金属のほかプラスチック、ゴム、工業資材・建築資材の現場作業で必要なマークチェックに最適としている。
インキの付着力が高いため、塗料を上から塗ってもはがれにくく、マーキングを落とさず上塗りできる。船舶の新塗装基準をクリア。塗料を上塗りした際のインキの浮き出し(ブリード)が起こらず、塗り直しが不要。ペン先の耐摩耗性が従来品の約5倍と高く、耐久性に優れる。また、別売りの専用ノズルの装着によりインキがこぼれにくく、補充用インキや替え芯もそろえている。サイズは極太(筆記線幅約10ミリ)、中字(同3―4ミリ)、細字(同約2ミリ)の3種類(細字はインキ補充不可)。色は中字と細字が7色、極太は8色。価格は極太・中字が税込み525円、細字は同262円。
田中貴金属、活性金属ろう材を開発 接合コスト半減を実現
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TANAKAホールディングスは12日、グループの田中貴金属工業がこれまでの活性金属ろう材と比較して2分の1の材料コストでセラミックスに直接接合できる、銀―銅―チタン系合金に錫を添加した「TKC―61」を開発したと発表した。従来の活性金属ろう材は板厚100マイクロメートル以下での供給が困難であったが、「TKC―61」は板厚50マイクロメートルの箔状や、直径200マイクロメートルの細線として供給することが可能。加えて、銀の含有量を約6%抑制したため材料コストを半減することができた。
ハイブリッド車やインバータに搭載されるパワー半導体用ヒートシンクをはじめとした電子部品や装飾品、歯科材などセラミックスへの接合が必要な製品ではメタライズ法と呼ばれるろう付方法が多用されていた。「TKC―61」はこの代替としてランニングコストを増やさずに、メタライズ法の欠点である生産スピードを大幅に向上することができる。
日立製作所、アモルファスで高効率モーター開発 レアアース使用せず
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日立製作所は11日、グループ会社の日立産機システムと共同で、産業用モーターの心臓部となる鉄心に鉄基アモルファス金属を使い、レアアース(ネオジウム、ディスプロシウム)を含んだ磁石を用いない11キロワット高効率永久磁石同期モーターを開発したと発表した。従来のモーターの体格以下で、国際電気標準会議(IEC)の効率ガイドラインの最高水準であるIE4に適合するエネルギー効率約93%を達成したとしており、2014年度にも製品化する予定。磁力の低いフェライト磁石を有効活用できるアキシャルギャップモーター構造最適化技術と、電磁鋼板の10分の1の低損失特性を持つ鉄基アモルファス金属をステーター鉄心に使う積層型鉄心構造技術を開発し、今回の製品化につなげた。