|
2000.08.14
1. JRCMがアルミスクラップの亜鉛除去技術開発
2. 非鉄製錬大手各社 金利上げの影響小さい
3. 研究開発テーマソフトを製品化 住友電工
4. マルチメディアケーブルを製品化 日立電線
5. 海外金相場270―275ドルの展開へ 今週の展望
2. 非鉄製錬大手各社 金利上げの影響小さい
3. 研究開発テーマソフトを製品化 住友電工
4. マルチメディアケーブルを製品化 日立電線
5. 海外金相場270―275ドルの展開へ 今週の展望
金
属系材料研究開発センター(JRCM)は、アルミスクラップに含まれる亜鉛を低コストで除去する世界初の連続式強攪拌真空蒸留プロセス(CAVP)を開発した。亜鉛の蒸気圧がアルミよりも大きい特性を利用した真空蒸留法を連続処理することで、高効率の除去を可能とした。これにより、鉄道車両や航空機に使用される7000系合金など亜鉛含有量の高いアルミ合金が再び展伸材としてリサイクルできることになる。
従来、亜鉛分の高いアルミスクラップは大量の純アルミで希釈するか、不純物の許容範囲の広い鋳物・ダイカスト合金に再生するしかリサイクルできなかった。
JRCMが開発したCAVPは、真空蒸留法の課題とされていた亜鉛除去速度が小さく、バッジ式であるため連続操業が不可能な点を克服。真空中に亜鉛を含むアルミスクラップ溶湯を攪拌付与下で約1分滞留させることによって、亜鉛分を3%から0・05%まで低減することに成功。
また、低コスト化を図るため、世界で初めて連続処理が可能な実証試験設備を設計した。月間約1000トンの生産をシミュレートできるCAVPを古河電気工業の日光事業所内に設置し、今年度から実用化に向けた研究に着手した。
亜鉛を多く含むアルミ合金は新幹線などの鉄道車両や航空機、バン車に使用される高強度の7000系や自動車用ラジエーター、亜鉛めっき製品などで幅広く消費されており、スクラップ発生量は現在、月間約5000トンに達するとみられる。しかし、そのほとんどが新地金による希釈や二次合金地金としてリサイクルされるだけで、再び展伸材用の原料として使用されるには高効率で低コストの除去技術が必要とされていた。
JRCMでは、CAVPの実現でアルミ製品の「Product to Product」が可能となることから、「アルミスクラップ全体のリサイクル性向上に著しく貢献できる」としている。
従来、亜鉛分の高いアルミスクラップは大量の純アルミで希釈するか、不純物の許容範囲の広い鋳物・ダイカスト合金に再生するしかリサイクルできなかった。
JRCMが開発したCAVPは、真空蒸留法の課題とされていた亜鉛除去速度が小さく、バッジ式であるため連続操業が不可能な点を克服。真空中に亜鉛を含むアルミスクラップ溶湯を攪拌付与下で約1分滞留させることによって、亜鉛分を3%から0・05%まで低減することに成功。
また、低コスト化を図るため、世界で初めて連続処理が可能な実証試験設備を設計した。月間約1000トンの生産をシミュレートできるCAVPを古河電気工業の日光事業所内に設置し、今年度から実用化に向けた研究に着手した。
亜鉛を多く含むアルミ合金は新幹線などの鉄道車両や航空機、バン車に使用される高強度の7000系や自動車用ラジエーター、亜鉛めっき製品などで幅広く消費されており、スクラップ発生量は現在、月間約5000トンに達するとみられる。しかし、そのほとんどが新地金による希釈や二次合金地金としてリサイクルされるだけで、再び展伸材用の原料として使用されるには高効率で低コストの除去技術が必要とされていた。
JRCMでは、CAVPの実現でアルミ製品の「Product to Product」が可能となることから、「アルミスクラップ全体のリサイクル性向上に著しく貢献できる」としている。
日
銀が先週、ゼロ金利解消を決定したことに伴って、貸出金利が上がる方向にあるが、大手非鉄製錬各社の業績にはほとんど影響しないとされている。借入金の多い三菱マテリアルがやや影響を受けそうだがそれでも、金利負担増は数億円にとどまるとみられる。
国内金利の値上がりで、借入金にかかる金利が0・2%程度上がる方向にあるが、各社が現在借り入れしている借入金では固定金利のものも多く、差し当たって金利が上がりそうなのは、三井金属の場合では借り入れ額の30%から40%程度。
前期末連結決算の各社の長短借り入れ金額は、最大で三菱マテリアルの8136億5200万円、最小で東邦亜鉛182億1800万円である。
三菱マテリアルの場合は0・2%上がると単純計算で年16億2700万円の負担となるが、固定金利の借り入れがあるのと、預金の利上げもあり、今期では既に4カ月を経過しているなどで、実際の負担は大幅に圧縮されるとみられる。
他の製錬メーカーの負担増は1億円前後かこれを下回る水準になる。
また、円高となって国内非鉄相場の下落や、製錬のドル建ての買鉱条件による採算の悪化が心配されたが、今のところ、為替に円高の懸念なく、為替については影響なしとされている。 このように金利負担の増加はわずかで、円高の恐れも遠のき、金利の値上がりを見越して見通しを立てているメーカーもあり、大手製錬メーカーの業績は予定通りないし、業績好調で上回る方向にある。
国内金利の値上がりで、借入金にかかる金利が0・2%程度上がる方向にあるが、各社が現在借り入れしている借入金では固定金利のものも多く、差し当たって金利が上がりそうなのは、三井金属の場合では借り入れ額の30%から40%程度。
前期末連結決算の各社の長短借り入れ金額は、最大で三菱マテリアルの8136億5200万円、最小で東邦亜鉛182億1800万円である。
三菱マテリアルの場合は0・2%上がると単純計算で年16億2700万円の負担となるが、固定金利の借り入れがあるのと、預金の利上げもあり、今期では既に4カ月を経過しているなどで、実際の負担は大幅に圧縮されるとみられる。
他の製錬メーカーの負担増は1億円前後かこれを下回る水準になる。
また、円高となって国内非鉄相場の下落や、製錬のドル建ての買鉱条件による採算の悪化が心配されたが、今のところ、為替に円高の懸念なく、為替については影響なしとされている。 このように金利負担の増加はわずかで、円高の恐れも遠のき、金利の値上がりを見越して見通しを立てているメーカーもあり、大手製錬メーカーの業績は予定通りないし、業績好調で上回る方向にある。
住
友電工はこのほど、複数の研究開発テーマを効率的に評価するための手法を確立、研究開発テーマ評価ソフト「レーティングマネージャ」を製品化した。
産業界では経営の効率化が求められ、とくに将来の事業基盤となる研究開発についてはテーマの取捨選択と経営資源の集中が将来の成長に大きく影響を与えるが、多くの企業はテーマ選定の重要性を認識しながらも、評価基準が一定せず、効果的な評価方法の確立が求められていた。
同社は1970年代から研究開発テーマ評価法のノウハウを蓄積し、効果的で効率的な方法を開発、社内のテーマ選定に活用している。同手法は多数の研究開発テーマを一律の評価基準で短期間にまとめ、評価することができるうえ、関係者による入力・解析作業の負荷を低く抑えている。
評価結果は客観的な基準により順位付けができる。順位の低いテーマから高いテーマに経営資源をシフトすることが可能という。
産業界では経営の効率化が求められ、とくに将来の事業基盤となる研究開発についてはテーマの取捨選択と経営資源の集中が将来の成長に大きく影響を与えるが、多くの企業はテーマ選定の重要性を認識しながらも、評価基準が一定せず、効果的な評価方法の確立が求められていた。
同社は1970年代から研究開発テーマ評価法のノウハウを蓄積し、効果的で効率的な方法を開発、社内のテーマ選定に活用している。同手法は多数の研究開発テーマを一律の評価基準で短期間にまとめ、評価することができるうえ、関係者による入力・解析作業の負荷を低く抑えている。
評価結果は客観的な基準により順位付けができる。順位の低いテーマから高いテーマに経営資源をシフトすることが可能という。
日
立電線はこのほど、住宅内情報先行配線システム用に映像・電話・LAN用の各ケーブルを1本に集約した「マルチメディアケーブル」を製品化した。
製品は戸建て・集合住宅などのマルチメディア化を見越した先行配線システムに使用される新タイプのケーブル。同ケーブルでマルチメディア情報盤と各部屋のマルチメディアコンセントをスター配線することにより、住宅内でのLAN構築が容易となり、施工の省力化も可能にする。
Aタイプの仕様は同軸ケーブル、LAN用ケーブル、電話用ケーブル各2本、外径は約19ミリメートル、質量は約330キログラム/キロメートル。Bタイプは同軸ケーブル、LAN用ケーブル、電話用ケーブル各1本、外径は約15ミリメートル、質量は約220キログラム/キロメートル。
製品は戸建て・集合住宅などのマルチメディア化を見越した先行配線システムに使用される新タイプのケーブル。同ケーブルでマルチメディア情報盤と各部屋のマルチメディアコンセントをスター配線することにより、住宅内でのLAN構築が容易となり、施工の省力化も可能にする。
Aタイプの仕様は同軸ケーブル、LAN用ケーブル、電話用ケーブル各2本、外径は約19ミリメートル、質量は約330キログラム/キロメートル。Bタイプは同軸ケーブル、LAN用ケーブル、電話用ケーブル各1本、外径は約15ミリメートル、質量は約220キログラム/キロメートル。
8
月第2週の東工取貴金属市況は、金、銀、パラジウムが海外相場の不振を受けて下押した。白金は海外海外高により上伸した。
金は、海外相場がドル相場の堅調に圧迫されて270ドル台で低調なことから、期近は950円台に続落した。白金は供給タイト感を背景とした海外相場の堅調につれて同1970円台に上伸した。
週末の期近引値は第1週に比べて金3円安、銀2・8円安、白金20円高。パラジウムは来年2月限で同比200円安。
金は、海外相場がドル相場の堅調に圧迫されて270ドル台で低調なことから、期近は950円台に続落した。白金は供給タイト感を背景とした海外相場の堅調につれて同1970円台に上伸した。
週末の期近引値は第1週に比べて金3円安、銀2・8円安、白金20円高。パラジウムは来年2月限で同比200円安。