2000.12.29
2 001年積み亜鉛鉱石買鉱交渉は、2000年の条件(1000ドルベース、TC189ドル)を上回る見通しにある。日本側は鉱石需給が緩和するとしてTC200ドル以上を目指しているが、海外の鉱山会社は来年の鉱石需給は、それほど余剰にならないとして、TCの引き上げに抵抗している。

 今年の条件は、TC(溶錬費)189ドルでベースは1000ドル。マイナスエスカレーションは14・25セント、プラスエスカレーションは17セントで1200ドルが上限。

 来年積みについては、日本側とパスミンコの交渉が今月に行われた。交渉のポイントは来年の鉱石需給だが、来年の過剰幅については17万トンとの見方が多い一方、アナリストの見方は5万トンから50万トンとマチマチである。

 過剰になるのは、センチュリー、リシーン、ロス・フライレス、ジョージ・フィッツャーなどの鉱山の増産が主因となっている。

 これに対して地金の生産は、今年はタウンズビル製錬所の稼働があったが、来年は新規製錬所の稼働はない。鉱山側は「来年の鉱石需給はいわれているほど過剰にならない」とけん制しているが、これはあまり根拠がないとされている。

 例年、亜鉛鉱石の交渉は長期化する方向にあるが、2001年積みについても長引く見通しで、2月の米国のAZ会議が時期的にポイントになるとみられている。

日 本アルミニウム協会は28日、11月のアルミ圧延品・箔の需給速報を発表した。それによると、圧延品の生産は、板・押出合わせて21万6586トンで、前年同月比4・6%増となり、4カ月連続でプラスを記録。また、出荷は同1・8%増の20万9890トンで、18カ月続けて増加した。自動車など内需が引き続き好調であることに加え、主力の建設など押出類も底堅く推移したことを受け、前年実績を上回った。

 11月の圧延品需給の内訳は、板類生産11万7149トン(同6・7%増)、出荷11万1299トン(同1・8%増)で、生産が2カ月連続、出荷は3カ月続けて増加し、11月として史上最高を記録。輸出の落ち込みを内需が補う形になっている。

 また、押出類は、生産9万9437トン(同2・3%増)、出荷9万8591トン(同1・7%増)で、それぞれ13カ月続けて増加。建設の復調とともに、半導体製造装置など非建設向けもしっかりした状態を保った。

 箔については、生産1万4638トン(同7・6%増)、出荷1万4330トン(同5・1%増)で、生産が20カ月、出荷は21カ月連続増加。高水準のコンデンサー需要が全体の数量を押し上げ、月次ベースで過去最高を更新している。

 一方、11月末の在庫は、板類が6万3161トン(同4・7%減)、押出類1万7674トン(同11・3%減)で、圧延品の合計は8万835トン(同6・2%減)。また、箔は6544トン(同6・6%減)となった。

電 線総合技術センター(浜松市)はこのほど、テュフ・ライン・ランド・ジャパン社と提携して、電線・ケーブルを対象としたテュフ・ライン・ランド(略称=TUV、ドイツ技術検査協会)の認定試験の代行を実施することを決めた。EUに電線・ケーブルを輸出する場合、EUの低電圧指令に規定されている安全基準(必須要求事項)に適合していることを確認して適合マーク(CEマーキング)を製品に表示するが、TUVの認証を取得するとTUVマークとCEマーキングを製品に表示することが承認される。

 TUVはドイツ政府公認の第三者認証機関で、世界的に権威のある機関として評価されている。EU向け電線・ケーブルの認定試験はCENELEC(欧州電気標準会議)のHD規格に基づいて、要求に適合していることを確認する。同規格はIEC規格と整合されているが、JIS、UL、CSAとは異なった試験装置を必要とする。

 EU向け試験装置を整備済みの企業の場合、工場でのTUVの立ち会い試験でも認証されるが、同センターをを利用すれば、サンプル提出だけで済み、同センターはTUVの監査と指示により認定試験を代行する。

通 産省鉱山保安課関係の2001年度予算は、一般会計52億2275万円で前年度1・7%増、特別会計(一部未定)53億7922万円で同0・4%増加する。

 これらのうち、鉱山保安監督検査などが2億9200万円、休廃止鉱山鉱害防止工事が35億5100万円、金属鉱業事業団鉱害部門事業運営が11億3500万円など。