2001.03.15
三 菱マテリアルは銅管事業で(1)タイの銅管製造会社MMCカッパーチューブ社の生産能力の増強(2)高強度新銅管の拡販――を軸に同事業の収益力の強化を図る。荻野進常務・非鉄材料カンパニープレジデントが13日、今後の方針を明らかにした。

Y KKは、来月からスタートする2001年度経営体制と業績予測を明らかにした。それによると、自己完結の事業本部制を確立するため、社内カンパニー制を導入する一方、コーポレート機能および管理部門の再編を実施する。なお、2001年3月期連結業績は、ファスニング事業が好調だったことから、増収増益となる見込みだ。

 社内カンパニー制の導入については、現行事業本部の独立性と採算性徹底、経営意識の高揚などを図るため実施。社内資本金、社内借入制度導入を進め、総合経営体制に移行する。

 「コーポレート機能および管理部門再編」では、事業執行状況を監督する経営監査室を新設。また、管理統括部とグループ経営センターを分離し、それぞれ機能を強化する。同社とYKKAPに共通の専門サービス部門は、グループ経営センターとして独立設置していく。

 他方、新規事業の本格展開を図るため、「オプティカルパーツ推進事業部」は、「光部品事業部」にするなどして、体制強化を実現させる方針だ。

 なお、今期の連結業績は売上高3705億9600万円(対前期比10・4%増)、当期利益203億9200万円(同9・6%増)。単独では、売上高2232億4000万円(同6・7%増)、当期利益95億6500万円(同11・7%減)の見通し。

 一方、来期については、主力のファスニング事業が欧米・アジアを中心にいぜん好調さを持続するものの、建材は厳しい市場環境が続くと見ている。連結の売上高は3794億3800万円、当期利益289億8500万円と予測。単独では売上高2220億7700万円、当期利益98億1600万円の計画達成を図る。

光 産業技術振興協会は14日、2000年度の光産業生産見込み額を前年度比22・9%増の7兆8155億円と発表した。また、2001年度は同比22・3%増の9兆5562億円と予測した。IT関連と北米のWDM(波長多重伝送)関連などにより堅調な伸びを見込んでいる。

 2000年度生産見通しの内訳は、光機器・装置4兆6315億円と前の年度に比べ17・5%増、光部品3兆1839億円と31・8%増。

 通信用の光受動部品・光ファイバー融着機、半導体・液晶・携帯電話機などに使用するレーザー応用生産装置の伸びが寄与した。インターネットの普及に伴う通信インフラの高速化・大容量化に対応して光伝送機器関連需要が拡大したことや、世界的な半導体産業の好況により活発な設備投資を反映した。

 2001年度生産見通しは、光機器・装置5兆4374億円と前の年度に比べ17・4%増、光部品4兆1188億円と29・4%増。

 光機器・装置は光入出力装置が9・8%増の1兆7124億円、光ディスクは23・3%増の1兆4812億円、光伝送機器・装置は12・2%増の8401億円。伸びが高いのはPDPディスプレー2倍、DVDプレーヤー70・0%増、デジタルスチルカメラ28%増など。

 光部品はディスプレー素子が23・3%増の2兆1008億円と構成比51%のほか、発光素子は34・7%増の6539億円、受光素子は30・0%増の2708億円。光ファイバーは22・5%増の2664億円。このうち通信用は24・3%増の2479億円、イメージ用は2・4%増の183億円。

古 河電工は14日、WDM(波長多重伝送)用に400mW(ミリワット)の世界最高出力を有する波長1480nm(ナノメートル)の半導体励起レーザーモジュールを開発したと発表した。6月にサンプル出荷を開始、年末には本格供給を予定している。

 WDMシステムでは、光信号増幅時のノイズが少ないラマン増幅器の実用化が進んでいる。ラマン増幅方式は励起光波長の90―100nm長波長側に増幅帯域が得られるため、1550nm帯域の光信号を増幅するためには1400nm台の励起光源が必要となる。このため1480nm帯域の半導体レーザーは従来の光ファイバー増幅器に加え、ラマン増幅器用として需要の拡大が見込める。

 またラマン増幅器は光ファイバー増幅器に比べて光パワーに対する非線形領域が高く、ファイバー内により高出力の励起光を注入できるので、励起光源にも一段の高出力化が求められている。

 同社は新しい導波路設計を採用した半導体レーザーチップと放熱効率を高めた新設計のパッケージを組み合わせることによって、1480nm半導体レーザーで動作環境温度70度Cまで400mWの高出力動作を実用レベルで達成した。

 千葉事業所(千葉県市原市)では世界シェア70%の1480nm半導体励起レーザーモジュールで250mW品に続き、今年から300mW品の出荷を開始しており、月産10万個の製造能力も整えている。