2001.04.04
日 鉱金属は3日、01年度上期の銅生産を前期(00年度下期)比2・7%減(前年同期比1・3%減)の21万7000トン、亜鉛生産を前期比4・6%減(前年同期比4・5%減)の4万7500トンとする計画を発表した。銅・亜鉛とも世界的な需要の低迷に対応する。

 銅生産は(1)世界的な銅需要の低迷(2)硫酸市況の悪化への対応を図り、対前期比若干の減産を見込む。01年度上期の硫酸の生産予定は49万1000トンで前期比6・3%増(前年同期比約2%増)。銅精鉱中の硫黄品位の上昇が見込まれ、硫酸の生産量が増加する傾向にあるが、市況悪化が懸念される硫酸生産量の増加を極力抑制するため、今上期は鉱石処理量を若干減少させる。

 亜鉛も需要の低迷に対応し、若干の減産。銅原料中の金と銀品位の低下などにより、金は1万2500キログラムで13・2%減(同17・6%減)、銀も16万2800キログラムで8・7%減(同8・8%減)といずれも減産を予定。

 金属加工品(伸銅品・特殊鋼製品など)は、前期以降のIT関連製品、ブラウン管関連製品向け市場の大幅な生産調整入りに対し、「上期中の市況回復は難しい」と判断し、2万8200トンで3・6%増(同13%減・うち伸銅品は1万9500トンで1・6%増)のほぼ前期並みの生産計画とする。この間、高機能製品への特化を一段と促進する。

住 友金属鉱山は3日、01年度上期の地金生産計画をまとめた。それによると電気銅は12万8200トンと前年同期比1・7%増、亜鉛は5万2600トンと同7・6%減、電気鉛は1万2700トンと同22・1%増、ニッケルは1万8000トンと同横ばい。

 電気銅は増産体制をとっており、これに伴って生産量が増える。亜鉛は、炉修で減産。電気鉛は前年度下期に比べても増産で、鉛不足に対応して増加させている。

関 東地区二次合金メーカー各社は2日、4月前半分のアルミスクラップ購入価格を上物は据え置きとし、スソ物は一律3円引き下げる方針を固め、すでに納入筋に通知した。

 この結果、二次合金メーカー購入価格(置き場・現金)は当面、新切れ137―142円、63サッシ135―140円、一品合金115―120円、ベースメタル125―130円、機械鋳物91―96円どころが一応の目安となった。

 今回の措置の背景として、上物は需給のタイト感が見受けられたため据え置き。スソ物は原料入荷が引き続き順調なことから3円下げとなった。今回の結果を踏まえ、上物とスソ物の需給差が今後の相場推移に反映されると関係者は見込んでいる。

大 平洋金属は3日、4―6月積みのフェロニッケル販価を前期(1―3月)に比べトン当たり4万6000円引き下げて同96万7000円に改定すると発表した。100万円を割ったのは2000年1―3月期以来1年3カ月ぶりとなる。

 指標となるLMEニッケル価格が1―3月期で1ポンド当たり平均2・97ドルと10―12月期比0・41ドルの値下がり、1―3月の為替相場がTTS平均1ドル=119・14円と10―12月に比べて8・28円の円安であったため。