2001.04.27
三 菱マテリアルは26日、同社の総合研究所が将来の半導体発光材料「ベータ鉄シリサイド」の発光機構を世界で初めて理論的に解明したと発表した。実証されると、太陽電池や高効率の受光センサーへの応用が考えられ、熱電素子として熱電特性の向上などの可能性も期待される。

 これは、第一原理計算と呼ばれる純理論的なシミュレーション手法を適用して、ベータ鉄シリサイドはその結晶が特定の方向に歪むことによって発光していることを世界で初めて見出したもの。

 集積回路の微細化による高速化および高密度化は、金属配線の電気信号伝達遅延が問題になるほどまでに達している。

 その解決手段の一つとして、基板上に発光受光素子を作製し、電気配線に代えて光接続を用いて信号伝達を行う光配線が注目されている。

 ベータ鉄シリサイドは、発光波長が1・5マイクロメートルで光ファイバーの低損失波長と一致していることや、現在LSIチップとの材料の共通性があることから、光配線用発光素子として有力な候補となっている。

住 友電気工業は26日、トヨタ自動車とデンソー、アイシン精機の4社共同で、ブレーキシステムおよびブレーキ部品の開発・販売を行う新会社「株式会社アドヴィックス」を7月3日に設立すると発表した。営業開始は10月1日。資本金は10億円で、アイシンが40%出資し、残り3社がそれぞれ20%ずつ出資。社長はアイシンから選出する予定だ。

 今回の新会社設立は、モジュール化の進展で、カーメーカーがブレーキ部品単体の発注からシステム発注に移行するなど、市場環境の変化を受け、技術の結集を図ることで高い開発力とグローバルな供給体制を構築する。 なお、売上高目標は、01年度600億円(通年換算1200億円)、05年度2500億円を見込んでいる。

財 務省は26日、3月の非鉄輸出通関実績を発表した。それによると、銅くずが1万トンの大台を突破し、陰極銅およびその断片も前年実績を上回るなど、銅は総じて堅調推移。ただし、亜鉛、鉛は大きく落ち込むなど、品目によってばらつきが出ている。

 銅くずは、1万3956トンに達し、前年同月比49・4%増加。黄銅地金、青銅地金についても、2ケタの伸びを記録した。また、価格については、銅くずが前年より高く、底堅い状況だ。

 一方、陰極銅およびその断片は、3万トン台に達し、高水準となった。なお、亜鉛地金、鉛地金・くずは、それぞれ2ケタのマイナスを余儀なくされ、低調な数量となっている。

財 務省が26日に発表した3月のアルミ輸出通関実績よると、スクラップは4148トンで、いぜん高水準を維持している。前年同月比でも250%近く増加し、11カ月連続の続伸となっている。地金類は2カ月連続減少の847トン。

 一方、軽圧品は全体で2万7543トンで、前年同月比1・1%の増加となったが、押出類はいぜん低迷し、前年同月比23・7%の減少。板類は0・1%の増加。箔類は10・4%の増加となっている。