2001.05.11
ア ルミニウム箔懇話会(会長=垣谷公仁・東洋アルミニウム社長)は10日、今年度のアルミ箔需要予測を発表した。それによると、総需要は15万3600トンと、過去最高だった昨年と同水準を維持し、高いレベルが持続する見通し。内需は、主力のコンデンサー向けが、IT需要の落ち込みにより足元で苦戦するものの、年度後半以降に持ち直し、前年並みの13万5600トンと予測。また、輸出は為替の円安などもあり、1%増え1万8000トンに達すると見ている。

 2000年度のアルミ箔需要(実績)は、コンデンサーが14%増と大幅な伸びを示したことから、史上最高を記録。食料品は落ち込んだが、フィン材や建設用などが好調で、全体の数量を押し上げた。今年度については、2年続けて堅調だったコンデンサーが調整局面入りしていることから、需要全体ではほぼ横ばいと予測している。

 部門別に見ると、食料品、たばこ、化学、日用品、電気機器、建設、すべての分野で前年並みの数量と予想。食料品は、酪農が回復するものの、製菓・飲料が微減。日用品では容器向けが、好調だった昨年の流れを受け微増。電気機器は、IT需要の立ち直り次第という側面が強い。建設は、都市再開発以外の需要が期待にしくいため、需要は横ばいと見ている。なお、輸出については、為替の影響で、やや増加すると見込む。

古 河電工は10日、ビル・マンション用にコンパクトな電源配電システム「ライザーダクト」を開発、今月から発売すると発表した。販売目標は初年度1億円、3年後3億円。

 製品はアルミ絶縁導体を収納する縦幹線配線システム。本体断面積は70ミリと同社従来品比約30%、敷設状態の占有面積も同比約40%それぞれコンパクト化した。

 板バネを使用した接続部は接続ボルトを横(従来品は縦)に工夫することにより、敷設ピッチを業界最小の160ミリとした。中央のプラグインホールから枝線し、接続部から分岐しないので信頼性は高い。従来品との接続が可能。定格電流は600―1200Aと電算センタービルや超高層ビルの大容量配電に対応し、施工やレイアウトも簡単にできる。価格は従来品より割安に設定。

黄 銅棒メーカーが10日、原料の黄銅削り粉買値を5円(キロ当たり)値下げしたことで、受注が減少している黄銅棒メーカー各社が先行きロールマージン、販価を維持できるか注目されている。

 今回の黄銅削り粉の値下げ(5円値下げの152円)は銅建値の先安観を見込んだもの。原料値下げを理由にユーザーが問屋に対して値下げを要求してくることも予想される。

 ただ、メーカー、問屋間の5月の値決めは終わっていることから原料値下げの影響はなく、問屋もユーザーの値下げ要請には応じ難い状況。しかし、原料価格の値下がりが続くことになれば、受注が減少している黄銅棒メーカーや問屋の販売姿勢が問われることになる。