2001.06.07
三 菱マテリアルのインドネシア・グレシック銅製錬所は、LMEに電気銅の登録申請を行っており、夏までに認められる方向にある。また、中期的には銅製錬能力を年3万トン程度(現在同20万トン能力、今年生産計画22万トン)拡大し長期的には同30万トンまで拡大する構想にある。 同製錬所は、操業が極めて順調に推移しており品質も安定。ユーザーが安心して購入する水準に達している。

 このため、同社の製品はLMEに登録されている電気銅と同じ価格で販売されており、品質と価格面でLME登録製品と実質的に同等となりつつある。また、LMEの登録審査は順調に推移しており、夏までには登録される見通しにある。

 操業は、現地の従業員の熟練度が増しており、初歩的な間違いがなくなり、操業の熟練者が育ってきて極めて順調にある。今年は能力を上回る22万トンの生産を計画している。

 また、現地や東南アジアなどの需要が増加に転ずれば、3万トン程度の能力増を考えている。 三菱マテリアルとしては、同社グループの今後の銅増産はグレシックを中心に展開する計画で、長期的にはグレシックを30万トンまで能力拡大する構想が描かれている。

住 友電工と関東鋼線(本社=栃木県宇都宮市)は6日、共同で電磁波吸収体EMファイバーを開発、先月には販売会社イーエムエフ(共同出資)を設立し、同市場に本格参入したと発表した。

 両社の取り組みは、市場開拓の一角を担い、短期間で黒字化、2005年度には20億円の売上高を見込んでおり、製販一体化も視野に入れている。

 情報通信機器の普及が進む中、電磁波の不要な反射や散乱の問題が注目されているが、電磁波吸収体はその管理技術。

 このほど販売が開始されたEMファイバーは、関東鋼線のメタルファイバー部門のノウハウと、住友電工の電磁波技術が融合して生まれた。

 周波数と吸収の関連性や、不織布の密度、各層の特性、反射防止といった点で、住友電工の技術が生かされている。

 ステンレスファイバー、グラスファイバー、ポリエステルウールを混合して不織布状に加工し、(1)多重構造による高い反射減衰量(2)薄く軽い(3)断熱性・難燃性・吸音性(4)量産が可能で低価格――などが特徴。

 特に吸音性については、他社製品に比べ、独自性が高いという。

 すでに、高速道路のETC(ノンストップ自動料金収受システム)ゲートに採用され(試用段階)、今年度内に技術評価が固まった後、全国の料金所への設置が期待されている。

 他にも、船舶のレーダー・アンテナ用(偽造防止)や、社会的な電磁波管理意識の高まりから一般オフィス向けでも需要が広がっていくとみられる。

 両社では、製品特性を踏まえ、30%程度のシェアを確保していきたい考え。また電磁波管理のコンサルティング業務にも注力していく。

 EMファイバー共同販売会社イーエムエフの概要は以下の通り。

 ▽設立=2001年5月21日
 ▽本社=東京都港区
 ▽代表取締役社長=山田義雄
 ▽資本金=1億円
 ▽出資=関東鋼線51%・住友電工49%
鉄 鋼労連、造船重機労連、非鉄連合の3産別組合は5日、03年秋に組織統合するスケジュールを発表したが、これを受けて非鉄連合は8月末に大会を開催して参加を正式決定する。統一後も産業別の政策活動は、部門別に運営されることとなるが、新産別組合には、鉱業関連の政策活動の強化が望まれている。

 新組織には鉄鋼労連14万5000人、造船重機労連12万人、非鉄連合2万800人の合計28万5800人が参加することとなる。

 非鉄連合は、3組合の中で圧倒的に人数が少なく、組織の中に埋没する可能性が懸念される。このため、業種別の政策活動では鉱業政策に関して、持続的に活動しさらに強化することが要望されている。

 また賃上げ交渉は、鉄鋼労連は隔年、他の2組合は毎年と、異なるので差し当たっては、個別に行われる見通しでいずれ統一する方向になる。

 なお、「非鉄連合傘下の単組には反対論はない」(渡部智・非鉄連合中央執行委員長)とされており、8月末の大会で参加が決定される見通しにある。