2001.06.12
ア ルミ新地金の2001年第3四半期(7―9月)積み長期契約ベースの対日プレミアム(CIF・JAPAN)は、前回価格を大幅に下回り、前期比18ドル安のトン47―48ドルで決着した。プレミアムの下落は3期連続となった。

 大手商社と豪州など海外プロデューサーとの間で行われる交渉は、難航した前回に比べ、「大幅な下げにもかかわらず、比較的すんなりと進んだ」(大手商社)もよう。

 今回の交渉でプロデューサー側は米国景気後退の弱含み材料はあるものの、北米地区の電力問題を背景に50ドル台での交渉に臨んだ。

 一方、大手商社側は建材、半導体製造装置などの需要が落ち込んでおり、「契約自体を見合わせたかった」(大手商社)との指摘も出ていることから40ドル台への引き下げを希望していた。

 結果として、需給が緩和されている現状を踏まえ、プロデューサー側は大手商社の意向を受け入れ、7―9月積み対日プレミアムは大幅安の展開となった。

 今後の見通しとして、大手商社各社では見方が分かれている。一部では、今回の大幅下落について「港湾在庫が25―26万トン余っており、需要が緩和されていることから値下げは明白だった。ただし、下げのレンジが大きすぎたのではないか。反動で次期以降の交渉が難航する可能性もある」と指摘する。

 一方、「日本のGDPなどの経済指標を参考にすると、需要がタイトになるとは考えにくい。来期以降も引き続きプレミアムは弱含むのではないか」と指摘する大手商社もおり、先行きの不透明感を強く残した交渉となった。

日 本銅センター(会長=西川章・三菱マテリアル社長)は01年度事業計画として、水道用銅管の普及活動を強化する。この一環として、水道用銅管のインターネットホームページを開設するとともに、CD―ROM一万枚を銅センターと銅管5社(住友軽金属工業、古河電工、三菱マテリアル、神戸製鋼所、日立電線)から関係者に配布する。

 一般ユーザーをはじめ全国の水道事業体、管工事業者、住宅関連業者にもエリアを拡げ水道用銅管の普及活動を展開する。環境とライフリサイクルコスト面での他の管材と比較した優位性を強くアピールすることで、給水用銅管の一層の需要促進を図る。

 ホームページアドレスはhttp://www.jcda.or.jpまたは、http://doukan.jcda.or.jp
同 和鉱業は、銅合金の新製品の開発を加速し、主力のコネクタ用のほか、バルブ、機械部品用などの銅合金製品のラインアップを大幅に拡大した。独自の銅合金の販路拡大を通して、金属加工事業の競争力と収益基盤の強化を図る。

 (1)コネクタ向けでは高バネ性の「AD―442」(2)バルブ、機械部品向けでは高耐食性、高強度の「SDN―2001」(3)新メッキ条「アドバンスト・リフロー」を開発・販売を開始した。これに続いて、サーマルデバイス用材料「スーパーカッパー」(仮称)の開発を完了した。

 同和鉱業は、とくにコネクタ用材料に強みを持ち、ユーザーとの共同開発では、「ユーザーの加工まで踏み込んで、一緒に問題を解決していく」(長尾純一・メタルプロセシングカンパニープレジデント)方針を取っている。

 「AD―442」は、高強度・高バネ性などに優れ、黄銅の持つ優れた特性を維持したまま、従来の黄銅では達成できなかった1000MPaという高強度を低コストで実現した次世代狭ピッチコネクタ用材料。

 「SDN―2001」は高耐脱亜鉛腐食性を持つ新製品で、接水バルブ類や精密機械用シャフト、軸受け、ノズル向けなどに、近く商品化に乗り出す。

 「アドバンストリフロー」は電装品などに広く使用されているリフローSnメッキの接触信頼性、耐ウィスカー性などの特徴を全く損なうことなく耐熱性、はんだ付け性を大幅に向上させた、新しい表面処理技術で、ハンダの鉛フリー化への対応が可能になる。

 「スーパーカッパー」は99・9%の銅にわずかな添加元素を含有した銅合金で、鉛フリーハンダなどアセンブリー条件の変化に対応したサーマルデバイス用材料。高熱伝導率を持ち、ヒートシンクベースなどが用途。