2001.09.10
国 内スポンジチタンメーカーと海外展伸材メーカーとの間で進められている02年契約分のスポンジチタン価格交渉が、早ければ今月中にも決着する見通しとなった。住友シチックス尼崎と東邦チタニウムは、前年比10%を超える値上げ幅を提示しており、海外勢もこれを受け入れる方針。2社は値上げによって設備投資資金を確保する狙いがあるとみられるが、スポンジチタン価格は過去2年間で約10%値下がりしているだけに、今回は価格是正の意味合いが強い。

 住友シチックス尼崎は、海外展伸材メーカーとの02年契約分のスポンジチタン価格交渉に、前年比10―15%の値上げ幅を提示。東邦チタニウムも10%を超える値上げ幅で臨む方針を打ち出してる。

プ ラスチックの難燃助剤に使用されるアンチモンのスポット価格が上昇する兆しを見せている。最大の供給国である中国政府が、広西省での鉱山事故をきっかけに同省の全鉱山の操業停止を通達したため。最終消費形態である三酸化アンチモン価格(オファーベース)は現在、トン当たり1150―1200ドルと直近の安値から若干高い水準だが、市場では先高観が強まっている。

 アンチモンの先高観を強めているのは、中国広西省にある龍泉鉱山の竪坑透水事故。同鉱山は01年上半期で3800トンのアンチモン精鉱を生産しているが、現在は操業を停止している。

古 河電工は、光ファイバー配線の多チャンネル化を受けて、光多心コネクターの供給能力を引き上げる。同社が7日に発表したもので、すでに本格的な販売を開始。国内の主力生産拠点に加え、フィリピン工場でも増産を図り、今年度中に年産60万個体制を確立する見込み。

 同社では昨年来、米国タイコ・エレクトロニクス社(ペンシルべニア州)から取得した光ファイバー配線を効率的に接続する光多心コネクター(MPX)に関するライセンスと、同社の光多心フェルール製造技術の互換性について確認試験を繰り返し、技術評価固めを進めてきた。

Y UASA(大坪愛雄社長)は7日、真のグローバル企業としてのコーポレートガバナンスおよび経営環境の変化に即応できる体制を確立するため、平成13年6月に設けた執行役員制に続き、10月1日付で社内分社化を導入すると発表した。

三 菱マテリアル資源開発(本社=東京都)は7日、青森県弘前市の研究開発団地「オフィス・アルカディア」に進出し、「環境エネルギーセンター」(仮称)を建設すると発表した。総工費は約4億円、02年5月に着工し03年4月に操業を開始する予定。

 同センターは、地中熱利用のモデル施設として、地中熱をヒートポンプで熱交換することにより、冷暖房や駐車場などの消雪・融雪を行う。また、ソーラー発電や風力発電も併設し、補助エネルギー源として利用する。